■プロフィール

福島恵一

Author:福島恵一
プログレを振り出しにフリー・ミュージック、現代音楽、トラッド、古楽、民族音楽など辺境を探求。「アヴァン・ミュージック・ガイド」、「プログレのパースペクティヴ」、「200CDプログレッシヴ・ロック」、「捧げる-灰野敬二の世界」等に執筆。2010年3~6月に音盤レクチャー「耳の枠はずし」(5回)を開催。2014年11月から津田貴司、歸山幸輔とリスニング・イヴェント『松籟夜話』を開催中。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■月別アーカイブ
■カテゴリ
■リンク
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

タダマスの三度目の正直  The Third Time's the Charm for “TADA-MASU”
 益子博之・多田雅範による四谷ティー・パーティの第3回がいよいよ決行される。NYジャズ・シーンの最前線に照準を絞り込んだ選盤にはいつも唸らされるが、特に今回は「わたしの年度代表盤にほぼ確定したスゴイ盤をかける。おれはこういうJAZZ演奏を待っていたのだ、21世紀に」(多田雅範)と言うのだから聞き逃せない。表参道「ECMカフェ」月光茶房店主の原田正夫氏推薦のジム・ブラックによる新譜「ソウマティック」(何とピアノ・トリオ!)もかかるらしい。そう言えば、益子は今年6月のNY滞在で、ブリガン・クラウス、モリ・イクエ、ジム・ブラックのライヴをリポートしていたなあ。

Jim Black / Somatic
(Winter & Winter)
 

Briggan Krauss, Ikue Mori, Jim Black

photo:Hiroyuki Masuko



 「辺境ジャズ」とか、「どマイナーな廃盤」というと、いかにも情報が少なくて貴重な感じがする。しかし、そこは情報社会。検索すれば結構情報は出てくるし、思いもよらぬブツがネット上にアップされていたりする。一方、「NYジャズ」というと王道も王道、だから情報なぞ腐るほどあると思いがちだ。実際調べてみると山のように情報が引っかかる。でも、よく見れば「コピペの嵐」なんだな、これが。レコード会社あたりが流したネタが増殖してるだけ。感想や評価をしたためているブロガーも、そうした情報に引きずられ、単に相槌打ってるだけだったりする。もちろん、そうでない価値ある情報、確かな耳がとらえた情報もある。それは否定しない。けれど、それらは大量のクズ情報に埋もれてしまって、見つけるのはなかなか難しい。

 いま貴重なのは、見かけ上「希少な」情報よりも、そうした玉石混交、大量の情報の中から「玉」を見つけてくれる「目利き」の存在なのだ。とりわけ王道中の王道の中から。‥と言うわけで、「NYジャズ」の最前線に照準を合わせた四谷ティー・パーティの企図が活きてくる。長きに渡り定点観測を続ける「NYを見詰め続ける男」益子博之と、現在シーンの中核を成す面々の資質を早々に見抜き、見守り続けた「NYが認めた男」多田雅範のタッグは、まさに最上の「目利き」と言っていいだろう。
 「タダマス」の2人がドラマーをゲストに、ドラマーのアルバムを語る第3回に、ぜひ注目したい。

 

masuko/tada yotsuya tea party vol. 03: information
益子博之=多田雅範 四谷音盤茶会 vol. 03


2011年10月23日(日) open 18:00/start 18:30/end 21:00(予定)
ホスト:益子博之・多田雅範
ゲスト:池長一美(ドラマー/作曲家)
参加費:1,200 (1ドリンク付き)

壊滅的な集客にもめげず、第三回を敢行します。内容は、2011年第3 四半期(7~9月)に入手したニューヨーク ダウンタウン~ブルックリンを中心とした新譜CDのご紹介です。ジム・ブラックを筆頭に注目すべき「作曲するドラマー」のリーダー作が目白押しです。
そこで今回のゲストは、ドラマーの池長一美さんにお願いしました。非常に美しい音色や響きを生み出すドラミングで知られていますが、独特のメロディ感覚を持つ作曲家としても大変魅力的な方だからです。今回も、豊富な経験に裏付けられた深いお話を引き出すべく、トークにじっくり時間をかけたいと考えています。お楽しみに。(益子博之)


詳細は次のページをご覧ください。
http://gekkasha.jugem.jp/?cid=43767
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=7590&pg=20110930

スポンサーサイト


ライヴ/イヴェント告知 | 01:44:11 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad