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福島恵一

Author:福島恵一
プログレを振り出しにフリー・ミュージック、現代音楽、トラッド、古楽、民族音楽など辺境を探求。「アヴァン・ミュージック・ガイド」、「プログレのパースペクティヴ」、「200CDプログレッシヴ・ロック」、「捧げる-灰野敬二の世界」等に執筆。2010年3~6月に音盤レクチャー「耳の枠はずし」(5回)を開催。2014年11月から津田貴司、歸山幸輔とリスニング・イヴェント『松籟夜話』を開催中。

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ECMカフェへのお誘い
 来る6月6日(日)には、福島恵一音盤レクチャー「耳の枠はずし」第5回(第1期最終回)として、現在出版準備中の「ECM Catalog」(河出書房新社)の執筆陣から、ECMコンプリート・コレクターの原田正夫さん(月光茶房店主)と元ECMファンクラブ会長の多田雅範さん(音楽サイトmusicircus主宰)のお二人をゲストにお迎えして、「複数のことば② ECMカフェ」をお送りします。どうぞご参加ください。

 もともと「フリー・ミュージックのハードコア」(第1回~第3回)と「複数のことば」(第4回・第5回)の2部で構成している本シリーズですが、ECMレーベルの諸作品を聴き込み、議論を重ねる中で、響き、空間(の広がり/侵食)、不定形/輪郭のにじみ、アンビエント等の前半でキーとなった概念が、そのままECMの音世界に通底していることが見えてきました。その意味では、清水俊彦さんを特集し、フリー/ポスト・フリーの切断面を扱った第4回以上に、前半との関係性は強いかもしれません。そういえば、清水俊彦さん自身が批評文の中で、ポスト・フリーの枠組み探求の試みとして、70年代初頭のECM作品やマンフレート・アイヒャーの発言に触れていましたね。

 その一方で「カフェ」と銘打つ以上、レクチャーが陥りがちな一方通行の「情報注入」型の関係を離れ、談論風発/相互交通の催しにできたらいいな‥と。話し手/聞き手の区別なく、共同体を離れたことばが対等に飛び交うのが、都市に生まれたカフェ空間の本来の姿ですから。そのため、進行の都合上とりあえず音盤をかける順序だけ決めておいて、後はその場のやりとりに任せることとし、メインのPowerpointもあえてその分しかつくっていません。その代わりサブの資料として、初期30作品のリストとか、全作品のジャケットとか、その他関連ヴィジュアル資料を用意し(恒例の美術史も出てきます)、随所で活用しながら複線的な展開を図りたいと考えています。

 「キース、チック、パット‥」とか「クリスタル・サウンド」といった型にはまったECMイメージが、いかに本質から離れた貧しいものであるか、耳に「枠」をはめるものであるか、今回の企画から感じ取っていただけるのではないかと思います。その一見優美に洗練された「オシャレ」な外見とは裏腹に、ECMは「不定形の聴取」を要する「フリー・ミュージックのハードコア」への直通回路でもあるのですから。

【補足情報】今回は配布物(おみやげ?)がいっぱいあります。いまや貴重な「musee」のECM特集号、原田・多田・福島が選ぶECMベスト(原田は50選! 多田・福島は20選×2)。その他マル秘資料などなど。お楽しみに。v(*^^*)

■6月6日(日) 15:00~18:00
第5回 複数のことば② ECMカフェ in Sound Cafe dzumi
 ECMレーベル全作品をレヴューした「ECM Catalog」の出版に聴き手/書き手として参加した原田正夫氏(月光茶房)と多田雅範氏(元ECMファンクラブ)をゲストに迎え、各々持ち寄ったECM音源を聴きながら、都市空間におけるカフェの本来の機能である複数のことばの響きあいを実践し、聴き手の側から「聴くこと」の公共性の構築を目指す。音盤:Jon Balke,Joe Maneri,Alfred Harth,,,

なお、各回定員25名のため、予約をおすすめします。
料金:各回1000円(1ドリンク付き)
会場:Sound Cafe dzumi
   武蔵野市御殿山1-2-3 キヨノビル7F
   JR吉祥寺駅南口から徒歩5分
   電話:0422-72-7822
予約先:event@dzumi.jp
    件名「耳の枠はずし:日付」、本文「氏名、人数、電話番号」
    をメールで送付してください。


実は今回の議論の展開で結構重要な役割を果たす絵。ふふふ‥。


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レクチャー内容 | 17:37:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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