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福島恵一

Author:福島恵一
プログレを振り出しにフリー・ミュージック、現代音楽、トラッド、古楽、民族音楽など辺境を探求。「アヴァン・ミュージック・ガイド」、「プログレのパースペクティヴ」、「200CDプログレッシヴ・ロック」、「捧げる-灰野敬二の世界」等に執筆。2010年3~6月に音盤レクチャー「耳の枠はずし」(5回)を開催。2014年11月から津田貴司、歸山幸輔とリスニング・イヴェント『松籟夜話』を開催中。

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タダマス、獣の数字666に怯える  "TADA-MASU" is frightened of the number of the BEAST 666  *6+6+6=18
 当時まだ発売開始前だった菊地雅章の新譜が、その場に集った聴き手の耳を打ちのめし、癒えることのない傷跡を遺した第17回四谷音盤茶会(タダマス17)から早3か月。再び開催が迫ってきた。その間にNYから闘病生活を続けていた菊地の訃報が届くことになった。鳩尾に食らった衝撃に耐えかねてうずくまり、突っ伏していたところから、何とか起き上がり、かろうじて言葉を紡いで、未曽有の「事態」をようやく書き留めたのが5月末。あの新譜に促されて(胸ぐらをつかまれ、どやしつけられて)、菊地雅章の死の前に、それとは無関係に(決して追悼ではなく)、彼の演奏について、声について、音や響きについて、グループ・インプロヴィゼーションについて、深く思考できたことを、改めて「タダマス」の二人、益子博之と多田雅範に感謝したい。「追悼」という名の「忘却のための序曲」を奏でるには、彼の晩年の演奏は、あまりにも生々しく、そして深々と現在に突き刺さっているように思う。
 ele-kingやJazz Tokyo等で執筆している細田成嗣もまた、「そこ」に居合わせたようで、「四月に喫茶茶会記で行われた通称「タダマス」で、菊地雅章の、未だ流通に乗っていないがなぜか手に入ってしまうという新譜を聴いた。楽器を弾きながら声を漏らす人は多いが、キース・ジャレットに顕著なように、たいていの場合はメロディの補助線としての「歌い損ね」で、しかしそれらと違う、明らかに異物としての菊地の「声」の不気味さといったらいいだろうか、それがそこでもやはり話題になっていた。」と呟いている。


 さて、来る7月26日(日)開催のタダマス18だが、今回は毎年恒例の益子のNY詣での直後ということで、いつも以上にフレッシュな現地の話題等も期待できるところ。一方、前回、菊地の新譜を聴いて、思わず「プーさんの放つ Ensemble Improvisation 以外をもう聴けない」と口走った多田は、菊地と個人的に親交があったこともあり、訃報に傍目からも心配するほど落ち込んでいたが、54歳の誕生パーティはしっかり開いたということで、きっと元気な姿を見せてくれるだろう。今回の益子による口上は次の通り。今度はどんな巡り合わせがあるだろうか。


masuko/tada yotsuya tea party vol. 18: information
益子博之×多田雅範=四谷音盤茶会 vol. 18
2015年7月26日(日) open 18:30/start 19:00/end 22:00(予定)
ホスト:益子博之・多田雅範
ゲスト:小林豊美(フルート奏者/作曲家)
参加費:¥1,300 (1ドリンク付き)

今回は、2015年第2 四半期(4~6月)に入手したニューヨーク ダウンタウン~ブルックリンのジャズを中心とした新譜CDをご紹介します。
ゲストには、フルート奏者/作曲家、小林豊美さんをお迎えすることになりました。ジャズから即興、ポップスまで幅広い分野で活躍するフルート奏者/作曲家、小林さんですが、実はニューヨーク ダウンタウン~ブルックリン・シーンにも造詣が深いのです。そんな小林さんは新譜の動向をどのように聴くのでしょうか。お楽しみに。(益子博之)


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ライヴ/イヴェント告知 | 12:58:46 | トラックバック(0) | コメント(0)
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