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福島恵一

Author:福島恵一
プログレを振り出しにフリー・ミュージック、現代音楽、トラッド、古楽、民族音楽など辺境を探求。「アヴァン・ミュージック・ガイド」、「プログレのパースペクティヴ」、「200CDプログレッシヴ・ロック」、「捧げる-灰野敬二の世界」等に執筆。2010年3~6月に音盤レクチャー「耳の枠はずし」(5回)を開催。2014年11月から津田貴司、歸山幸輔とリスニング・イヴェント『松籟夜話』を開催中。

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タダマス 狂騒の20年代  "TADA-MASU" in Roaring Twenties
 益子博之と多田雅範の繰り広げる現代ジャズの定点観測「四谷音盤茶会」(通称「タダマス」)も開催丸5年を経過し、今回で20回目を迎える。当初、NYダウンタウン・シーンに即した局地性・現場性の強い企画と思われたが、その視野は幅広く、ヨーロッパの展開を含め、狭義のジャズの範疇をはるかに踏み出して、むしろミュージシャンの感覚にフォーカスしながら、インプロヴィゼーションとコンポジション双方の可能性を視界に収めている。
 ゲストを交えたトークもまた、アメリカ留学時代のリポート等を越えて、演奏に流れている感覚に同じミュージシャンとしてどう感応するかを焦点にしてきており、会話全体としては和気あいあいのなごやかさで進みながらも、なかなかスリリングな瞬間が随所に開けている。
 だが、やはり何と言っても素晴らしいのは、そして5年の歩みを支えてきたのは、益子と多田が自分の耳だけを頼りにして道を切り開いてきたことに尽きるだろう。「いま本場NYではこんなんが流行ってますよー」式のふやけたジャーナリズムではなく、切れ味鋭い批評の実践がそこにはある。それは当然、我が身に返ってくる危うさを秘めていて、ぴりりとした緊張が常に場を包んでいる。だからこそ多田の、話の脈絡にうっちゃりをかけるような「断言」が、どっと笑いを呼び起こすのだ。


 今回の内容に関する益子の案内は次の通り。

masuko/tada yotsuya tea party vol. 20: information
益子博之×多田雅範=四谷音盤茶会 vol. 20
2016年1月24日(日) open 18:30/start 19:00/end 22:00(予定)
ホスト:益子博之・多田雅範
ゲスト:山田あずさ(鍵盤打楽器奏者/作曲家)
参加費:¥1,300 (1ドリンク付き)

今回は、2015年第4 四半期(10~12月)に入手したニューヨーク ダウンタウン~ブルックリンのジャズを中心とした新譜CDと2015年の年間ベスト10をご紹介します。 ゲストには、鍵盤打楽器奏者/作曲家、山田あずささんをお迎えすることになりました。ポップスから完全即興、ソロ演奏まで幅広い領域で活躍する山田さんは、現在のニューヨークを中心としたシーンの動向をどのように聴くのでしょうか。お楽しみに。(益子博之)


ゲストの山田あずさは、益子が橋爪亮督と共催するコンサート・シリーズ「tactile sounds」に昨年11月末に出演したばかりで、多田によれば素晴らしい演奏を繰り広げたと言う(※)。トークでの切れ味や多彩さへの期待が高まる。
※http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=7590&pg=20151129 参照

 なお、多田は自身のブログ記事で、「タダマス」の5年間を振り返っており(*)、これが何とも感動的。読んでいて、様々な光景が巡り、うるうるしてきてしまう。ぜひお読みいただければと思う。
 *http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=7590&pg=20160110

タダマス20
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ライヴ/イヴェント告知 | 22:41:52 | トラックバック(0) | コメント(0)
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