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福島恵一

Author:福島恵一
プログレを振り出しにフリー・ミュージック、現代音楽、トラッド、古楽、民族音楽など辺境を探求。「アヴァン・ミュージック・ガイド」、「プログレのパースペクティヴ」、「200CDプログレッシヴ・ロック」、「捧げる-灰野敬二の世界」等に執筆。2010年3~6月に音盤レクチャー「耳の枠はずし」(5回)を開催。2014年11月から津田貴司、歸山幸輔とリスニング・イヴェント『松籟夜話』を開催中。

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エヴァン・パーカー ライヴ・イン・ジャパン 2016年4月  Evan Parker Live in Japan April 2016
 エヴァン・パーカーの4月来日については、jazz&NOWの寺内久から以前に聞いていた。いよいよツアー日程も確定し、各コンサートの情報もウェブ上にアップされたとのことで、ここにご案内する。公演日程は次の通り。



エヴァン・パーカー 日本公演 April 2016
Evan Parker (soprano & tenor saxophone)

4月3日 (日) saxophone solo
大阪 島之内教会
▪️大阪市中央区東心斎橋1-6-7 tel 06-6271-8202(ライヴ当日のみ)
 ● 地下鉄御堂筋線 心斎橋駅 心斎橋筋出口(大丸側)より徒歩7分
 ● 地下鉄堺筋線 長堀橋駅 7番出口より 徒歩3分
開場 18:00 / 開演 18:30
予約 3,500円 / 当日 4,000円
ご予約・お問い合わせ (音波舎): e-mail ompasha.otononami@gmail.com
http://ompasha.blog.shinobi.jp/Entry/287/ (3月7日 追記しました)

4月4日 (月) with 鈴木昭男 (self build instruments)
神戸・塩屋 旧グッゲンハイム邸
▪️兵庫県神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
 ● JR塩屋駅および山陽塩屋駅より 徒歩5分
開場 19:30 / 開演 20:00
予約 3,500円 / 当日 4,000円 
ご予約・お問い合わせ: tel 078-220-3924 fax 078-202-9033
           e-mail guggenheim2007@gmail.com
http://www.nedogu.com/blog/archives/13613

4月6日 (水) solo and duo with 島田英明 (violin)
金沢21世紀美術館 シアター21
▪️石川県金沢市広坂1-2-1
開場 19:30 / 開演 20:00
予約 2,800円 / 当日 3,300円
ご予約・お問い合わせ: e-mail hsppico@gmail.com tel 076-245-4191(島田)
※メール、お電話とも、前日までの対応とさせて頂きます。
https://sites.google.com/site/hsppico/live

4月8日 (金) with ジョエル・ライアン (sample and signal processing)
       木村まり (violin)  
        石川高 (笙 sho)
東京・西麻布 スーパー・デラックス
▪️東京都港区西麻布3-1-25 B1F tel 03-5412-0515 / fax 03-5412-0516
 ● 日比谷線 / 都営大江戸線六本木駅 3番出口より徒歩5分
開場 19:00 / 開演 19:30
ご予約 4000円 / 当日 4500円 (ドリンク別)
※ ご予約はウェブサイトからお願い致します。
https://www.super-deluxe.com/room/4079/

4月9日 (土) with 高橋悠治 (piano)
埼玉・深谷 ホール・エッグファーム
▪埼玉県深谷市櫛挽140-1 ※ JR深谷駅から送迎 (予約制) があります。
開場 17:00 / 開演 18:00 / 食事タイム 17:00 ~
料金 ライブ&1ドリンク4,000円 / ライブ&1ディッシュ+1ドリンク 5,500円
   (当日は+500円)
ご予約・お問合せ: tel 090-5584-3104 (サイトウ)  tel 048-585-6685 (サイトウ)
         fax 048-585-6687
         e-mail spacewho@hall-eggfarm.com
http://hall-eggfarm.com/concert.html

4月10日 (日) saxophone solo [SOLD OUT]
千葉・稲毛 キャンディ
※ 予約受付終了しています。当日券の販売もありません。何卒ご了承ください。

企画制作:jazz & NOW
制作協力:音波舎


 4月3日から10日までの8日間で、関西から金沢を経由して関東まで巡り、計6公演というなかなかのハード・スケジュール。最初と最後がソロで、後はデュオ以上の編成となっている。順にざっと見ていこう。
 初日の大阪は島之内教会。空間のアコースティックがよいことで知られる。John Butcherが傑作『nigemizu』を吹き込んだのはここだ。エヴァンにとっても絶好の環境だろう。名園を期待したい。続く神戸は定番会場の旧グッゲンハイム邸。寺内の敬愛する鈴木昭男とのデュオ。
 金沢に場所を移しての公演は、何と金沢21世紀美術館で。妹島和世+西沢立衛(SANAA)の設計による柔らかな不思議空間は、パーカーと島田英明の寸断され、粉々に砕け散った響きをどう受け止めるのだろう。
 関東の口開けは東京スーパー・デラックス。今回ツアー最大の4人編成。個人的には久しぶりに聴くことのできる木村まり(violin)に注目。サブ・ハーモニクスを用いて調弦よりオクターブ低い音を出す特殊奏法で知られるが、Henry Kaiser, Jim O'Rourke, John Oswaldと共演した『Acoustics』(Victo)はインプロヴィゼーションの新世代を刻印した名盤。前回の『松籟夜話』第五夜でもかけさせていただいた。彼女がフルート特殊奏法男Robert Dickと共演した『Irrefragable Dreams』(※)は、かつて『ジャズ批評』誌でレヴューした。どうも日本で出たレヴューは私のものだけだったらしく、来日した彼女が大層喜んでくれたのを覚えている。寺内によれば、パーカーと彼女はすでに共演経験があり、彼女はジョエル・ライアンとも共演しているという。石川高はエヴァン・パーカー・エレクトロ・アコースティック・アンサンブルのメンバーだから、4人のうちで初共演は木村と石川だけとのこと。常に4人ではなく、編成を変えながらの展開になればと思う。
※以下のURLでサンプル音源を聴くことができる。
http://www.allmusic.com/album/irrefragable-dreams-mw0001213274
 関東の第二夜はこれも音響のよさで知られる深谷ホール・エッグファーム。高さのある空間は、エヴァンにはもってこいだろう。以前に演奏経験もあるはずだ。ノンブレス・マルチフォニックスのサックスとピアノの共演というのは、お互いにとって鬼門だが、高橋悠治なら、鍵盤叩きまくりの怒涛のフリー・ジャズでも、音数を極端に切り詰めた沈黙重視のわびさび音響でもない、思いがけない回答を示してくれることだろう。
 最終夜の稲毛キャンディはすでに予約満杯とのこと(残念!)。彼のソロ演奏への期待の高さがうかがわれる。

 昨年のウィリアム・パーカー、土取利行とのトリオによる「超フリー・ジャズ」ツアーでは、他の二人を意識し過ぎたのか、あるいは「超フリー・ジャズ」というコンセプト(?)が足かせになったのか、「メンバーの中で一番『ジャズ』していた」と評されたエヴァンだが、今回のツアーの共演者たちの顔ぶれを見る限り、そのようなことはないだろう。瑞々しく溢れ出し迸るサウンドの奔流を期待したい。

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ライヴ/イヴェント告知 | 23:38:34 | トラックバック(0) | コメント(0)
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