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福島恵一

Author:福島恵一
プログレを振り出しにフリー・ミュージック、現代音楽、トラッド、古楽、民族音楽など辺境を探求。「アヴァン・ミュージック・ガイド」、「プログレのパースペクティヴ」、「200CDプログレッシヴ・ロック」、「捧げる-灰野敬二の世界」等に執筆。2010年3~6月に音盤レクチャー「耳の枠はずし」(5回)を開催。2014年11月から津田貴司、歸山幸輔とリスニング・イヴェント『松籟夜話』を開催中。

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タダマス 対 21世紀の精神異常者  "TADA-MASU" vs The 21th Century Schizoid Man
 益子博之と多田雅範がナヴィゲートするNYダウンタウンを中心とした同時代ジャズ・シーンの定点観測「四谷音盤茶会」もこの4月24日で21回目、ついに6シーズン目に突入する。

 多田雅範のブログから、今回の意気込みを聴いてみよう。

 今回も今まで知らなかったミュージシャンの演奏トラックがセレクトされています。対象期間からはセレクトされて当然視される天才の演奏トラックがセレクトされなかったという衝撃もあります。
 なんだかさ、盤で共演しているだとか、師事していたとか、曲をカバーしたとか、メディアでリスペクトを表明していたとか、サウンドのトリートメントに影響が感じられるだとか、そういうことはどうでもいいとは言わないが、耳のゾゾケにとってはまったく無用なのだ。聴取させ続ける謎が持続している音楽。
 益子博之とわたしとゲストのミュージシャンと、たった今一緒に聴いたはずの音響についての言説は、三方向から照らすように謎の在り方を示すことがあるかもしれない可能性への挑戦だと思う。わたしの言説はわたしの耳を変容させる、のは、他者の言説にいつも驚かされるからだ。自分の言いそうなことを言っているわたしは退屈だ。同様に彼ららしい演奏を繰り返されるのも貪欲に飽き飽きするぜ。
 http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=7590&pg=20160417
 引用に際して、改行及び句読点を一部改変。

 各ミュージシャンのディスコグラフィやライヴでの共演歴、あるいは音大時代の師弟関係や同窓まで知り尽くした上で、そこから演繹されるあらかじめ保証書付きの聴取結果予想を鮮やかに裏切って、その場での聴取がもたらす直感(とはすなわち自身の音楽的身体の全身反応にほかならない)にすべてを賭ける。そこで語られるであろう言葉は、なるほど確かに、その10分前の自分からしたら全く他者の言説であるに違いない。反権威主義やマイナー志向は、権威主義やメジャー志向の裏返しに過ぎない。「タダマス」はそんなものに縛られない。彼らは貪欲なまでに自由だ。そして誰よりも音響に鋭敏で、開かれた耳を持ち、聴取を柔軟に変容させる(その変化を快く受け入れる)懐の広さを持っている。

 いざ、未知の音響と他者の言葉の飛び交う空間へ。新たな聴取(の変容)との出会いが待っている。

タダマス21

masuko/tada yotsuya tea party vol. 21: information
益子博之×多田雅範=四谷音盤茶会 vol. 21
2016年4月24日(日) 
open 18:30/start 19:00/end 22:00(予定)
ホスト:益子博之・多田雅範
ゲスト:坪井 洋(ドラム・パーカッション奏者/作曲家)
参加費:¥1,300 (1ドリンク付き)

今回は、2016年第1 四半期(1~3月)に入手したニューヨーク ダウンタウン~ブルックリンのジャズを中心とした新譜CDをご紹介します。ゲストには、ドラム奏者/作曲家、坪井 洋さんをお迎えすることになりました。スウェーデンのジャズ・シーンで永らく活動されてきた坪井さんは、現在のニューヨークを中心としたシーンの動向をどのように聴くのでしょうか。お楽しみに。(益子博之)


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ライヴ/イヴェント告知 | 23:05:46 | トラックバック(0) | コメント(0)
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