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福島恵一

Author:福島恵一
プログレを振り出しにフリー・ミュージック、現代音楽、トラッド、古楽、民族音楽など辺境を探求。「アヴァン・ミュージック・ガイド」、「プログレのパースペクティヴ」、「200CDプログレッシヴ・ロック」、「捧げる-灰野敬二の世界」等に執筆。2010年3~6月に音盤レクチャー「耳の枠はずし」(5回)を開催。2014年11月から津田貴司、歸山幸輔とリスニング・イヴェント『松籟夜話』を開催中。

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タダマス、ウィリアム・バロウズと「23の不思議」について語る  "TADA-MASU" and William S.Burroughs Talked About "23 Enigma"
 益子博之と多田雅範がナヴィゲートするNYダウンタウン・シーンを中心としたコンテンポラリー・ミュージックの定点観測『四谷音盤茶会(通称「タダマス」)』も明日で23回目を迎える(ん……10月23日に23回目? 不思議な符合ではある……ということで、今回の題名は「23の不思議」にちなんだ)。

 以前に文藝別冊(河出書房新社)『デヴィッド・ボウイ』に執筆したことがあったが、新譜『★』のリリース、そしてその直後の彼の死により、それが「遺作」(これからリリースされる『Lazarus』の方が、その名にふさわしいのかも)となったことを踏まえ、改めて彼について考える機会を与えられた。
 相次いで出版された雑誌の追悼記事等を読むと、「タダマス」ではすでにフォロー済みのMark Guillianaをはじめとする「新世代ジャズ・ミュージシャン」の参加が注目を集めているのだが、その採りあげ方に「未だにロック/ポップ・ミュージックにとって『ジャズ』とは『対岸』の音楽なのだ」という、いささか時代錯誤的な感慨を抱かずにはいられない。今はウェブ上に情報が溢れ、一生かかっても聴き切れないぐらい大量の音源を聴取可能な『ジャンル・フリー』の時代ではなかったのか。
 ……と、かく言う私も、その辺の音楽事情を何となくわかったつもりになっているのは「タダマス」に参加していたからにほかならず、益子と多田には感謝してもしきれない。改めて「他者の耳を通じて聴く」ことの重要性を思う。

 今回ゲストの井谷享志は「タダマス」2回目の出演だが、私にとって彼は、何よりも蛯子健太郎率いる図書館系ジャズユニット「ライブラリ」の打楽器奏者である。先日ライヴ・レヴューを掲載した横浜Firstでのライヴにおいても、通常のドラム・セットを用いながら、繊細で多彩な音色により、音と音の間を操って、まるで脈釣りの達人のように「時の流れの糸」のテンションを自在にコントロールしていく様は実に見事だった。多田雅範はポール・モチアンの演奏の凄さ、彼が切り開いた新たな演奏の領野について、これまで何度となく語ってきているが、私にはそれらの言葉がまっすぐに井谷のことを眼差しているように思われる。


タダマス23縮小

masuko/tada yotsuya tea party vol. 23: information
益子博之×多田雅範=四谷音盤茶会 vol. 23

2016年10月23日(日) open 18:30/start 19:00/end 22:00(予定)
ホスト:益子博之・多田雅範
ゲスト:井谷享志(パーカッション・ドラム奏者)
参加費:¥1,300 (1ドリンク付き)

今回は、2016年第3 四半期(7~9月)に入手したニューヨーク ダウンタウン~ブルックリンのジャズを中心とした新譜CDをご紹介します。
ゲストには、2度目の登場となるパーカッション・ドラム奏者として幅広く活躍される井谷享志さんをお迎えします。今夏、NYを訪問された井谷さんは、現在のNYシーンの動向をどのように聴くのでしょうか。お楽しみに。(益子博之)
http://gekkasha.jugem.jp/?cid=43767

多田雅範による告知記事
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=7590&pg=20161009


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ライヴ/イヴェント告知 | 17:02:39 | トラックバック(0) | コメント(0)
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